【最終日結果】塚田陽亮がツアー初優勝を飾る!
【最終日結果】
この日のベストスコア「66」でラウンドした
塚田陽亮がツアー初優勝を飾る!
今年も新たしいツアー優勝者の誕生で幕を閉じた。トップと4打差の3オーバー・12位タイからスタートした塚田陽亮が7バーディ、2ボギーの見事なプレーを展開。2アンダーでツアー初優勝を飾った。選手からは難しいと言われる宍戸ヒルズカントリークラブだが、近年の優勝スコアは二桁アンダーが続いていた。優勝スコアが2アンダーという今年のセッティングは、好調な選手にも楽なプレーを許さなかった証拠であろう。なお、本大会のツアー初優勝者は6年連続となった。
「コース自体がもものすごく難しくて、一瞬たりとも油断ができないようなセッティングだった」。優勝会見では最終日の難しさを口にした塚田。ただ、この油断せず考えたプレーが良い結果を生んだ。「難コースということでいろいろと試させられたというか、いろいろと考えなくてやらなくてはいけなかった。その考えるのが面白かった。18番を上がった時に、『メッチャ楽しい』とキャディと話していた」と充実のラウンドができた模様。「考えて良いショットを打てばご褒美がある」と開幕前日に語っていた青木功会長の言葉を、最終日に実践できた塚田が優勝をつかんだ。
「良いショットにはご褒美がでるようなホールをいくつか作ったが、それに気づいてしかも良いショットが打てる選手が少なかった」と競技終了後に語った青木会長。「こういうセッティングでも良いプレーができるんだと思えれば選手の自信になる。今回のような取組を続けていくことで、世界基準の選手が出てくる」と、今後も同様の取組を続ける。
1アンダー・2位にはM・ヘンドリー(ニュージーランド)、イーブンパーの3位タイには15番のイーグルで首位をとらえながらも、16番、17番で痛恨の連続ボギーをたたいた谷原秀人とA・ブランド(オーストラリア)が入った。
優勝した塚田には『WGC-ブリヂストンインビテーショナル』の出場権が与えられた。また、今シーズンの開幕戦であるSMBCシンガポールオープンから本大会までの賞金ランク2位までに入った選手(有資格者を除く)に与えられる全英オープン出場権は池田勇太と塚田に与えられた。