【2日目結果】“青木セッティング”と読みづらい風に苦戦。
【2日目結果】
“青木セッティング”と読みづらい風に苦戦。
アンダーパーは僅か4人に!
“青木セッティング”は2日目も選手たちを苦しめた。さらに、昨日と同様風が読みづらく、初日6人しかいなかったアンダーパーはさらに減り僅か4人となった。上位陣がこれほどスコアが伸びないと予測していたであろうか?夕方、18番ホールを見に来た青木功会長は、丁度ホールアウトした中嶋常幸と言葉を交わしていた。
この厳しいコンディションの中、3アンダーで単独トップに立ったのは2011年の本大会で優勝したJ・B・パク(韓国)だ。「ティーショットが曲がらず、ラフに入ったのは2回だけ」とショットが好調。さらに「昨日はパターを変えたが、今日は今までのものに戻したら安心して打てた」と初日悪かったパッティングの調子も取り戻した。
1打差の2アンダー・2位につけたのは、黄重坤(韓国)だ。「パターをチェンジしたら転がりが良くなって入るようになった」とパッティングの好調さを口にした。「バーディをガンガン取るより、パーセーブを重視してプレーしたい」と決勝ラウンドに向けての戦略を語った。
48歳のベテラン・谷口徹が、1アンダーの3位タイと上位にきた。「宍戸は2日終わっただけでも結構疲れる。ティーショットは神経を使うし、グリーンを狙う時も色々と考えなくてはならないし、グリーンも硬くて速い。神経を使いますね」とコースが難しさを語ったが、アンダーパーで予選ラウンドを終えたのはさすが。疲れたと言いながら「みんなに少し若さを分けてくれって最近言っているんですよ。動きも新品のこむと劣化したゴムくらい違いますから」と、記者団の笑いを誘うベテランならでは余裕もみせた。
18番ホールで見事なアプローチを披露。ギャラリーの歓声に答える谷口徹
谷口と同じく1アンダー・3位タイには崔虎星(韓国)、さらにイーブンパーの5位タイには谷原秀人など3人、1オーバー・8位タイには矢野東など3人が上位を追う混戦模様だ。
首位タイからスタートしながらも2オーバー・11位タイまで順位を下げた宮本勝昌も「4日間終わってアンダーパーにいれば、優勝するチャンスもあると思っています」と今後の展開を予想。難しい宍戸がさらに難しくなっている今年のツアー選手権。明日からはいよいよ決勝ラウンドに突入する。