選手会長・宮里優作プロにインタビュー
選手会長・宮里優作プロにインタビュー
真のファンサービスとはファンと選手が心で
つながること
2003年に初開催以来、宍戸ヒルズCCで14年連続開催となる日本ゴルフツアー選手権。
ツアープレーヤー№1を決める国内メジャーに対する選手たちの思いとはどのようなものなのか? 今シーズンから選手会長となった宮里優作プロに話を聞いた
■選手にとってツアー選手権とは?
やっぱりツアープレーヤー№1を決めるメジャー大会なので、みんな力が入ってますね。それから優勝するとWGC(世界ゴルフ選手権)の出場権を得られることも大きなモチベーションになっています。僕も3月にWGC?キャデラックチャンピオンシップに出場しましたが、世界から選手が集まってきているので自分が世界のどのポジションにいるのかといことが再認識でき、自分の意識が変わりました。ですから、WGCの出場権が得られるツアー選手権の優勝は、選手の成長にとって特別な経験になると思います。
■選手会長としてやりたいと思っていることはありますか?
何よりもファンサービスの向上です。特にファンとのふれあいの場をしっかり作っていきたいです。ツアー選手権に関してはJGTO(日本ゴルフツアー機構)が主催ですので様々な取組が積極的にできる場です。新しいことにトライをしていきたいと思います。また、若手選手のファンサービスの教育の場所としても活用していきたいと思っています。男子プロは職人気質が多いですが、言い方を変えると個性的で魅力溢れる選手たちが揃っています。それぞれの選手に合ったファンサービスの仕方があると思っています。
ファンと選手の距離の近さがゴルフトーナメント観戦の魅力
■ファンサービスを行うに当たって特に心がけていることはありますか?
仕事としてではなく、ファンと選手が心でつながることが真のファンサービスだと思っています。特にツアー選手権というのは唯一のJGTO主催ゲームなので、僕らの大会という意識がありますし、自分たちの思いをファンに表現できるフィールドがつくれる大会だと思います。この選手の気持ちがギャラリーの皆様にも伝わり盛り上がって欲しいですし、我々としても選手の魅力を一生懸命伝えていきたいと思います。他のスポーツと違ってゴルフは観客と選手の間にロープ1本しかありません。是非、選手の近くで魅力的なプレーを見ていただければと思います。子どもたちにも是非観戦に来て欲しいです。僕自身もジュニアの頃プロゴルファーの素晴らしいショットを生で見て、プロゴルファーに憧れたという経験がありますので。