大会前日公式記者会見を開催! 「ファーストカットを増やし、 木々を伐採することで例年よりも広くなった」

左からJGTO倉本昌弘副会長、JGTO諸星裕会長、岩田寛プロ、森ビルゴルフリゾート株式会社常務取締役の林祐樹氏
大会前日公式記者会見を開催!
「ファーストカットを増やし、 木々を伐採することで例年よりも広くなった」
大会前日公式記者会見が開催され、JGTO(一般社団法人日本ゴルフツアー機構)の諸星裕会長が挨拶をしました。「メジャーであり、格としては最高の試合」と述べた上で、優勝すると米国PGAツアー及びDPワールドツアーの試合の出場権を獲得できることにも触れ、「選手たちの意気込みも普段とはちょっと違います」と語りました。
続いて挨拶に立ったJGTOの倉本昌弘副会長は、今年のコースセッティングについて丁寧に解説しました。今年は選手がのびのびとプレーできるよう、フェアウェイを昨年よりも広く設定。実際にはまだファーストカット(フェアウェイとラフの中間)の状態ですが、来年以降はその部分をフェアウェイにする予定であり、フェアウェイにしたその外側に新たなファーストカットを設ける構想を紹介しました。
左からフェアウェイ、ファーストカット、ラフ。昨年まではラフだった部分をファーストカットにすることで、選手にとってはラフに入る確率が減り伸び伸びと打てるようになりました。
18番ホール。昨年までラフだった部分をファーストカットに変更。
また、選手の視覚的なプレッシャーを軽減するため、ホールの周囲の木々も伐採。これにより、コース全体が明るく開放的な印象になり、「昨年よりも広く見える」という声も選手から多く聞かれるそうです。同席していたディフェンディングチャンピオンの岩田寛プロも「14番は左サイドの木々がせり出していましたが、今年は伐採されていて打ちやすくなった」と語っていました。
グリーンについては極端に速くするのではなく、スピードを12~12.5フィートに抑えることで、これまで使えなかった新たなピンポジションを活用するそうです。
また、倉本昌弘副会長は「選手の技術に見合ったプレーがスコアに反映されるセッティングを意識した」とコンセプトを説明。「10アンダーから15アンダーぐらいが優勝スコアだと思っています。メジャーだから5アンダー以下であるべきというような意見もありますが、米国PGAツアーのプレーヤーズ選手権が開催されている『TPCソーグラス』で5アンダー以下の優勝になったかというとそんなことはほとんどない。選手たちが本当にいいプレーができた時には報酬があるようなセッティングにしたい」と語りました。
また、「ぜひ見ていただきたいのですが、今の時期は芝の穂が出ていてラフが茶色に見えるのですが、コースの皆さまには手間を惜しまず、芝の頭だけを丁寧に落としていただいています。すごくキーパーにとっては大変な作業をやっていただいています」とコース関係者への感謝も述べました。
さらに2番ホールを予選ラウンドはPar4、決勝ラウンドはPar5にすることも説明しました。
森ビルゴルフリゾート株式会社常務取締役の林祐樹氏からは、今年も開催される「かさまスポーツ&フードフェス」についての説明がありました。
かさまスポーツ&フードフェスについてはこちらの記事をご覧ください。
「昨年は約8,400名が来場!入場無料の「かさまスポーツ&フードフェス」を6月7日(土)に開催」