前田羚菜選手インタビュー 「優勝を経験したことで、今季はとても楽しい気持ちでプレーができています!」

前田羚菜選手インタビュー
「優勝を経験したことで、今季はとても楽しい気持ちでプレーができています!」
10月29日から31日まで開催される「ヒルズレディース 森ビルカップ」に出場する前田羚菜選手にインタビュー。中嶋常幸プロが主宰するヒルズゴルフトミーアカデミーの卒業生で、昨年プロテストに合格。ルーキーイヤーとなる今年5月に「ツインフィールズレディーストーナメント」で早くもステップ・アップ・ツアー初優勝を果たしました。2勝目を狙う前田選手に話を聞きました。
▼5月にルーキーイヤーで初優勝を達成
こんなに早く優勝できるとは思っていなかったので、「まさか」という感じですごくびっくりしました。でも本当に嬉しかったですし、いい経験ができたと思います。
▼優勝して変わったことは?
周りの方が自分のことを覚えてくださったり、見てくださる機会が多くなりました。優勝争いの緊張感を次の試合で生かせるようになった部分もあります。優勝を経験したことで、今シーズンはとても楽しい気持ちでプレーできていると思います。
▼優勝後の試合はいかがでしょうか?
いい位置にいることも何回かあったんですけど、やっぱり優勝するために乗り越えなければならない壁は高いです。自分ではいいプレーをしているつもりでも、優勝するのは本当に難しいなと思います。ただ、ルーキーとしてここまでいい経験ができているので、すごく充実した一年になっていると思います。
▼中嶋プロからの教えで役立っているものは?
数え切れないほどたくさん指導していただいていますが、やっぱり自分の魅力である飛距離や攻める姿勢を崩さないように、消極的にならずしっかり攻めていくことは、昔からずっと言われてきましたし、私自身も大切にしています。緊張する場面でも「中嶋プロがこう言っていたな」と思い出しながら、冷静に対応するようにしています。
▼プロデビューしてからも連絡を取っていますか?
よく連絡を取らせていただいています。9月の日本女子プロゴルフ選手権では、初日のスタート前に中嶋プロとお会いしました。プロになって初めてのレギュラーツアーで、しかもメジャー大会ということもありとても緊張していたのですが、中嶋プロが声をかけてくださいました。「緊張の中でゴルフをするのがツアープロだから、しっかり戦って自分のゴルフをしてね」などとスタート前やホールアウト後にアドバイスをいただき、2日間でしたがとても充実した時間になりました。
また、日頃から連絡はLINEやメール、電話などさまざまな手段で取らせていただいています。
▼特に印象に残っている中嶋プロのアドバイスは?
本当にたくさんありすぎて数え切れません。ステップ・アップ・ツアー参戦中は、移動やスケジュールにもまだ慣れていなくて大変なことも多いです。最近は自分を追い詰めすぎてしまうこともありましたが、日本女子プロ選手権で中嶋プロとお会いしてリセットでき、また1から頑張ろうという気持ちになれました。
▼中嶋さんはどんな存在?
人としての領域がすごすぎるんです。本当に尊敬しています。
▼静ヒルズカントリークラブについて
試合では昨年のプロテスト2次以来になります。すごく綺麗で戦略性のあるコースです。距離も長く、グリーンも速いので実力が試されるコースだと思います。今できることを最大限に発揮して、上位争いができたらいいなと思います。
▼慣れ親しんだ静ヒルズで初めてのプロとしての試合
練習ラウンドをしていると、「テストの時ここでミスした」、「ここでバーディーを取った」といった記憶がよみがえります。静ヒルズを回っている回数は多いので、知っている部分を最大限に活かして、楽しんでプレーできたらいいなと思います。
▼大会の目標は?
最近はあまり調子が上がらない中で、いろいろ模索しながらやっています。最低限のことはできていると思うので、上位を目指しつつ、一打一打大切にして次につながるようなゴルフをしたいです。
▼将来はどんなゴルファーになりたいですか?
子どもたちや、たくさんの方々に応援してもらえるプロゴルファーになりたいです。

練習ラウンド中の前田羚菜選手
