中学生から大学1年生まで 世界を目指す全国のジュニア約130名が静ヒルズCCに集結
ヒルズゴルフトミーアカデミー第6期の選抜テストを実施
なかじまつねゆき/ツアー48勝。賞金王に4度輝いた日本を代表するプレーヤー。世界の4大メジャーすべてでトップ10に入っている。
2012年にスタートした中嶋常幸プロ主宰のヒルズゴルフトミーアカデミー。
1期2年間を育成期間とし開催してきました。
コロナ禍の影響もあり今年6月に3年ぶりの選抜テストを実施。そのテストの模様をレポートします。
子供たちがアピールできるように1日かけてテストを実施
米ツアー6勝の畑岡奈紗選手、河本力選手など数多くのトッププロを輩出してきたヒルズゴルフトミーアカデミー。世界のトッププロを目指す全国のジュニアゴルファーから応募があり、130名がセレクションに参加しました。
中嶋常幸プロは、「できるだけ子供たちがアピールできるように、充分な時間を与えてあげたい」と1日かけてじっくりとチェック。テスト中にも関わらず積極的に子供たちに声をかけていました。「どれだけ飛ばせるか見せてくれ」と受験者の強みをアピールさせたり、得意なクラブや目標とするプロゴルファーなどに関する質問をしていました。
「いろんな会話の中で何かヒントになることを持って帰ってもらいたい」と中嶋プロ。少しでも参加した子供たちにとって有意義な時間になるように努めていました。「合格したら二年間でたくさんのものを吸収して欲しい。そして女子だけでなく、世界で活躍する男子も育てていきたい」と話していました。
テスト内容
□ 練習場で、ウォーミングアップのあと、ウェッジ、ショートアイアン、ドライバーの打球テスト(5分から10分程度)
□ 芝の上から30ヤードのアプローチを5球打つテスト
□ パッティンググリーンにて様々な距離のパットをテスト(寄せた距離、カップインを点数に換算して評価)
□ 坂道を走って運動能力のチェック
□ ショートコースで9ホールプレーしてスコアを提出
サポーターズクラブの協力により、経済的な負担は最小限
2年間あるトミーアカデミーの活動日数は合計で40日程度。年に3回から4回開催される合宿がメインとなります。その際の料金は特別料金が設定された実費のみとされ、トミーアカデミーを支援するサポーターズクラブの協力があり、経済的な負担は最小限に抑えられています。また、近くに住む生徒は普段から静ヒルズの施設を利用して練習ができます。
「トミーアカデミーがなかったら今の自分はない」と話したのは第1期生で現在国内女子ツアーで活躍中の小滝水音プロ。「アカデミー内の同世代の子は、ライバルというより一緒に乗り越えてきた仲間。おかげで厳しい合宿も乗り越えられましたし、プロテストも合格できました」と話してくれました。