【最終日】3アンダーで安田彩乃が優勝!今年もトミーアカデミーで育った選手が静ヒルズを制す!
LPGAステップ・アップ・ツアー 静ヒルズレディース森ビルカップ最終日、ヒルズゴルフトミーアカデミー出身でプロ3年目の安田彩乃が、ステップ・アップ・ツアー初優勝を果たした。
最終組が9ホールを終えた時点で1アンダーが2人、イーブンパーが4人と上位陣は混戦模様。その中から最初にスコアを伸ばしてきたのが丹萌乃だった。最終組より1時間早くスタートした丹は、終盤の16番、17番とバーディとし2アンダーに。難しい18番もパーでまとめトップに並んでいた。
トップと並んで16番ホールを迎えた安田彩乃。「リーダーボードを見てしまい首位タイと知っていたのですごく緊張した」という5メートルを沈めバーディ。3アンダーで単独トップに立った。17番では「これを外したら厳しくなると思っていた」2.5メートルのパーパットを沈め、18番では池越えのセカンドショットをピンから8メートルのカラーに。パターで8メートルをしっかりと寄せて優勝を果たした。クラブハウス前で待っていたヒルズゴルフトミーアカデミーの師匠である中嶋常幸プロとがっちり握手。「小学生の頃から様々な大会でプレーし、高校生の時はヒルズゴルフトミーアカデミーでお世話になったってきた静ヒルズカントリークラブで優勝できたのは縁を感じる。また難しいこのコースで優勝できたのは、今後の自信にもなる」と話した安田。「リランキングで上位に入って、レギュラーツアーでも活躍したい」と優勝インタビューでは早くもさらなる成長に向けての抱負を話した。
単独2位に入ったのはこの日ベストスコアの「66」を出した丹萌乃。「今日の内容は満足」と話したが、「初日、2日目はダメだった。3日間とも良いゴルフのすることが課題」と話した。難しいコースでの好プレーに手応えは感じており、「来週はレギュラーツアーの試合の予選会に出場する。今日のようなゴルフをして通過したい」と前を向いた。
昨年優勝のアマチュア・平塚新夢も優勝争いに絡む活躍をみせた。最終の18番ホールでは他の選手を30ヤード以上引き離すロングドライブ。セカンドショットでは池越えのピンを果敢に攻めたが、池に入れてしまいボギーとした。ホールアウト後は、ギャラリーの声援に昨年と同様の笑顔で答えていた平塚。優勝は逃したが、イーブンパーで2年連続のベストアマチュア賞を獲得した。