【開幕直前情報】選手会長の石川遼プロにインタビュー Part1
【開幕直前情報】選手会長の石川遼プロにインタビュー Part1
宍戸ヒルズが超一流のコースとして、ずっとツアー選手権を開催して欲しい!
今年から日本ツアーに復帰しジャパンゴルフツアー選手会長に就任した石川遼プロに、日本男子ツアーや日本ゴルフツアー選手権についてインタビューを実施しました。
――日本の男子ツアーがもっと魅力的になるには何が必要だと思いますか?
第一に選手層だと思います。自分も米ツアーに行っていましたけれど、(松山)英樹がいて、小平さんも米ツアーで優勝されてシードを持ちました。宮里優作さんも海外に積極的にチャレンジされていますし、池田勇太さんもワールドランキングが上位なのでかなりチャンスがある。さらに片岡大育さん、谷原秀人さんが欧州ツアーに挑戦しています。この6人の選手にもちろん自分も加わっていって7人になった時に、その7人の中で5人くらいは世界ランキング50位以内に入っているという状況が作れたら非常に面白いんじゃないかなと思っています。その全員が、常に日本の試合に戻ってくるというのは難しいかもしれないですけど、日本ツアーのメンバーが世界ランキング上位の選手として何人もいることで、いろんな相乗効果が生まれると思っています。マスターズでも英樹だけでなく、他の出場した日本人選手も勝ってくれるんじゃないかという期待感をゴルフファンに持たせるような選手層になることが理想ですね。
――日本男子ツアーのコースセッティングというのはどうあるべきだと思いますか?
海外と日本で大きく違うのはOBの数です。海外はほとんどの場合がコースの外周だけをOBにする形になっています。外周でなければOBではなく、ウォーターハザードの方が好ましいと世界の基準としては思います。両サイドがハザードというホールは世界的にもスタンダードで、守る姿勢の選手は守り攻める選手は攻めることができますが、日本でよくある両サイドがOBのホールだと攻める姿勢を持っている選手でも攻められなかったりします。アグレッシブな選手とそうでない選手の攻め方が、別れるようなセッティングを行うことが一つの キーかと思っています。
――日本ゴルフツアー選手権と宍戸ヒルズカントリークラブについてはいかがでしょうか?
トーナメントコースにふさわしいコースだと思っていますし、今後も宍戸ヒルズカントリークラブが超一流のコースとしてこれからもずっと長く日本ゴルフツアー選手権を行っていくことを僕は強く望んでいます。ギャラリーの方のお気に入りスポットというか、ここで1日観戦していたいというようなスポットがコース上にかなりたくさんあります。今年も多くのギャラリーの方に楽しんでもらえるようなトーナメントになると思います。
イシカワリョウ/ツアー史上最年少優勝(15歳245日)、史上最年少賞金王(18歳)など、日本ツアーの数々の記録を持つ。13年より米ツアーを主戦場としてきたが今年から日本ツアーに復帰。選手会長も務める。