将来のプロゴルファーが多数出場!関東大学秋季Aブロック対抗戦レポート
2018年9月19日(水)~21日(金)まで、関東学生ゴルフ連盟が主催する関東大学秋季Aブロック対抗戦が開催されました。A ブロックというのは、関東学生ゴルフ連盟の最上位グループ。日本大学、東北福祉大学、中央学院大学、明治大学、山梨学院大学、専修大学、東京国際大学、日本体育大学のゴルフの強豪大学8校が出場しました。競技はチーム戦で、ライダーカップやプレジデントカップのようにシングルスとダブルスのマッチプレーで争われました。
競技方法など対抗戦の実施規定はこちら最終日はプロツアーで活躍する選手を擁する
強豪大学2校の戦いに
競技は3日間。初日勝った4校が2日目対戦し2日目も勝った2校で3日目に決勝戦が行われます(負けた大学は順位決定戦にまわります)。初日、2日目を勝ち上がってきたのは、2017年日本アマを制した大澤和也選手などがいる日本大学と2017年の日本オープンでアマチュアながら2位に入った金谷拓実選手がいる東北福祉大学でした。
なお、金谷選手はこの試合後の10月4日~7日までシンガポールにて開催されたアジアパシフィックアマチュアゴルフ選手権で優勝。来年のマスターズと全英オープンの出場権を獲得しました。
日本大学の大澤和也選手
東北福祉大学の金谷拓実選手
最終日の21日(金)、午前中のシングルスで日本大学1.5ポイント、東北福祉大学4.5ポイントと東北福祉大学が大きくリードして午後のダブルス戦に入りました。3チームによるダブルス戦でも東北福祉大学の1勝2分けで、東北福祉大学の優勝が決まりました。
優勝した東北福祉大学
対戦が終わった後はお互いの健闘を称えエール交換。薄暗くなりつつあったゴルフ場に、両校代表の声が響きわたります。大学対抗戦ならではの光景です。
キャプテンの岡村了選手に話を聞くと、「春に負けているので勝てて良かったです。やな位置にバンカーが多く、最終日の今日は特にピンが難しいところにありましたが、上手くマネージメントができて良かったです」と話してくれました。
東北福祉大学によるエール交換
茨城水城高校出身者が最優秀選手に!
慣れ親しんだ静ヒルズで成長を実感し、新たな課題も発見
優勝校の東北福祉大学で一番ポイントの高い最優秀選手は、茨城県水城高校出身の関将太選手でした。高校時代から何度も静ヒルズをラウンドしてきたという関選手。「(静ヒルズは)本当に難易度が高いコースだと思っていましたが、今回こうして攻略して勝利を収められたのは今後の自信になります」と嬉しそうに話してくれました。ただ一方で、「本当に決めなくてはいけない時に曲げてしまいました。まだ自分のゴルフには、問題点がたくさんあると感じさせてくれました」新たな課題も発見。中嶋常幸プロが設計監修した静ヒルズは将来が楽しみな若手ゴルファーに、成長のための試練を与え続けているようです。
茨城県水城高校出身の関将太選手が最優秀選手に
関係者の多くが静ヒルズCCの練習環境とコースコンディションを評価
本大会に先立ち、すべての大学が静ヒルズCCにて合宿を実施しました。朝は6時30分くらいにスタート。1.5ラウンドを行い、ラウンドの合間やラウンド終了後には、アプローチ練習場、パー3コースなどで調整。さらに暗くなった後も21時までドライビングレンジで打ち込んでいました。「コースコンディションだけでなく、練習環境が充実しているのがありがたい。ホールアウト後も、アプローチ練習場やミニコースで、ショートゲームの練習がじっくり行えますし、ドライビングレンジが21時まで使用できるので暗くなってからも練習できたのが良かった」などとの声を数多くいただきました。
静ヒルズCCをゴルフの甲子園に。そして静ヒルズで育った選手を世界へ
静ヒルズカントリークラブでは、今回の関東大学秋季Aブロック対抗戦だけでなく、ファルドシリーズアジア日本大会など、様々なジュニアイベントを実施。静ヒルズがゴルフ界で野球の甲子園のような存在になることを目指しています。そして先日、ファルドシリーズアジア日本大会で優勝した畑岡奈紗選手が米女子ツアーで優勝を果たしましたが、静ヒルズで鍛えられた選手がどんどん世界に羽ばたいていくことを期待しています。