静ヒルズカントリークラブで51名の選手がプロテストに合格! 2019年度PGA資格認定プロテスト・最終プロテストを実施!!
8月27日(火)~30日(金)、2019年度PGA資格認定プロテスト・最終プロテストが静ヒルズカントリークラブで実施されました。なお、PGAとは公益社団法人 日本プロゴルフ協会のことです。
この最終プロテストには、プレ予選、1次プロテスト、2次プロテストと勝ち抜いてきた144名の選手が参加しました。
メイン写真:2019年プロテスト合格者の集合写真(C)PGA
3日目を終えて合格ラインはオーバーパー。
日本プロゴルフ選手権の出場権がかかるトップ争いは接戦!
7,093ヤード、Par71で実施されたプロテストですが、3日目を終えて合格ラインの46位タイは2オーバー。中嶋常幸プロ設計・監修の戦略性の高さに選手たちは苦戦しているようでした。
なお、3日目の54ホールを終えて、46位タイの2オーバーから10ストローク以内の12オーバー・113位タイまでの選手が、最終ラウンドで50位タイまでの合格をかけて戦うことになりました。
3日目を終えてトップは11アンダーまでスコアを伸ばした3人の選手。また、初日に4番ホール(Par3)で、作田大地選手がホールインワンを達成!8番アイアンで放ったショットが、ワンバウンドでカップインしました。
プロテスト3日目の静ヒルズカントリークラブの様子
「65」と6つスコアを伸ばした川上優大選手がトップ通過!
3オーバー・50位タイまでの選手がプロテスト合格
今回のプロテストでは上位選手から順番にスタート。最終日も11アンダーでトップに並んでいる3選手と9アンダーの単独2位につけていた川上優大選手が、7時30分の第1組で1番ホールをスタートしていきました。
上位4名の選手が7時30分に1番ホールをスタート
第1組でスコアを伸ばしたのは他の選手よりも2つスコアが低かった川上選手でした。2番で18メートル沈めバーディ。7番と8番では連続バーディを奪います。9番では池に入れてボギーをたたいてしまいましたが、「4日間ティーショットもアイアンショットも好調だった」とバックナインでも安定したプレー内容でバーディチャンスを量産。14番、15番、17番、18番でバーディを奪い、2位以下を突き放しました。終わってみると15アンダーで2位に5打差をつける圧勝。トップ通過により来年の日本プロゴルフ選手権の出場権を獲得しました。
18番でバーディパットを沈めた後に小さくガッツポーズをした川上優大選手
第1組に続き次々と選手がホールアウト。50位タイ以内がほぼ確実なスコアで上がってきた選手の多くは「ホッとしました!」と安堵の表情を浮かべていました。一方でプロテスト合格のボーダーライン上のスコアなのか、スコアボードに次々と掲載される結果を心配そうに眺めている選手も数多くいました。
結局、3オーバー・50位タイまでの51名の選手がプロテストに合格。静ヒルズカントリークラブで開催されたファルドシリーズ日本大会の優勝実績がある勝俣陵選手、静ヒルズカントリークラブのジュニアスクールに通っていた河内勝行選手も合格を果たしました。
最終結果(PGAのホームページ)はこちら
http://www.pgatour.jp/protest/2019/game_information/result/
静ヒルズカントリークラブで開催されたファルドシリーズ日本大会の優勝実績がある勝俣陵選手は、14位タイでプロテストに合格
トップ通過した川上優大選手のコメント
学生時代よりもコースがやさしく感じられ、自分の成長を感じました!
トップ通過を果たした川上優大選手は、AbemaTVツアーで優勝するなどツアープロとしての実績がある選手。その川上選手に今回トップ通過ができた理由や静ヒルズカントリークラブのコースについて聞いてみました。
「ティーショットもアイアンも良かったので、今日は攻めるだけ攻めようと思ってラウンドし、それが上手くいってスコアを伸ばせました。8月は18ラウンドしてオーバーパーが2回だけと、ずっと調子が良い状態でプロテストを迎えられたことも良かったです。
静ヒルズカントリークラブは学生の頃にラウンドして以来で4~5年ぶりのラウンドとなります。以前より飛ぶようになったこともありやさしく感じました。ジュニア時代は難しいと思っていましたが、今は飛距離だけでなく精度も向上しているので、池が絡むホールのプレッシャーも昔より少なくなった気がします。また、プロの試合などもいろいろと出ることができて経験値を積んできたことが今日の良い結果につながったと思います。
このコースは練習環境もコース内も、日本のコースとしては珍しく開放的で気持ち良いですね!
トップ通過できたことは嬉しいだけでなく、これからもっとゴルフへのモチベーションが上がると思いますし、自分のゴルフへの自信にも繋がると思います」。
「アプローチレンジのグリーンが本グリーン、ドライビングレンジがコースボールを使用している」などと、練習施設が出場選手に好評!
選手から好評だったのは練習施設。「アプローチ練習場は、ラフなど様々なライからの練習ができるのが良かったです。また、練習グリーンもこんなに広くて2面もあるゴルフ場は少ないと思います。コンディションも良いので効果的な練習ができました」と話してくださったのは2位タイでプロテストに合格した石毛巧選手。また、静ヒルズカントリークラブで開催されたファルドシリーズ日本大会で優勝経験がある勝俣陵選手は「アプローチ練習場のグリーンが本グリーンだったり、ドライビングレンジのボールがコースボールだったりと、日本では数少ない素晴らしい練習環境。プライベートでもよく練習させていただいているのですが、この練習環境があったから成長できたと思っています!」と話してくれました。
スタート前にアプローチの練習を行う選手たち。傾斜のライや深いラフなど、ラウンド中を想定した様々なライから練習を行っています。グリーンは本グリーンと同じコンディションです
10番ホール近くにある練習グリーン。ティーグランドからも近く広々としています
ドライビングレンジ