米ツアー3勝の畑岡奈紗など卒業生が世界のツアーで活躍中! ヒルズゴルフトミーアカデミー第5期始動
中嶋常幸プロが世界に通用する選手を育成するために2012年に立ち上げたヒルズゴルフトミーアカデミー。
第1期から第3期まで学んだ畑岡奈紗が米ツアーで3勝を果たすなど卒業生が世界のツアーで活躍中です。
今年6月、第5期生の選抜テストを実施。そして9月には最初の合宿が開催されました。
第5期生選抜テスト 2019年6月22日or23日or7月20日
過去最多となる164名が受験
過去の経験に基づき選抜
受験生のショットを見つめる中嶋プロ
3日間に分けて実施された選抜テストでは過去最多となる164名が受験。中嶋常幸プロに加え、トミーアカデミーで指導を行っている長峰全プロ、中島雅生プロが選考を行いました。
まずはドライビングレンジにて1人約30分ずつショットの練習。特に指示は出さず自由にショットをしてもらいました。続いてパッティンググリーンに移動し、20~30メートルのロングパットを2回カップインするまで、また約3メートルのラインが異なるパットを3回打ってもらいました。なお、待っている間はアプローチの練習をしてもらいました。
選考に当たって重視されたのは、構え方や打ち方の基本動作、所作(マナー)、考えて練習をしているか、さらにはスイングの迫力など。テストも5回目ということで、過去の経験やその後の選手の成長実績の経験などもあり、中嶋プロと指導コーチの中には選抜にあたって共通認識が確立されていました。実績のない選手でも磨けば伸びると判断された選手は選抜されました。
結局小学6年生から高校2年生までの男女34名が第5期生として選抜されました(内8名は第4期から継続)。
パッティングをチェック
受験者に話をする中嶋プロ
アプローチを練習
選抜テスト方法
ショット練習30分( ドライビングレンジ)
受験者が自由に練習。途中、選考の際の参考資料としてビデオ撮影も実施
パッティングテスト
・ 20~30メートルのパットを2回行う(各カップインするまで)
・ 約3メートルのラインが異なるパットを3回行う(各パットとも1回打って終了)
※待ち時間でアプローチの練習をしていてもらう。
第5期生第1回合宿 2019年9月13日~15日
アイデア練習や中嶋プロの貴重な話で世界を目指すためのヒントを伝授!
「この合宿でヒントを持ち帰りなさい」。最初に中嶋プロが語った話です。
そのヒントを与えるメニューは、「今までやったことのない練習ばかり」と多くの生徒が話すくらい独特なものです。太極拳で体の使い方を学び、線が引かれているテニスコートでは目標の取り方や体の使い方を習得。さらにインパクトを感じるために短いドライバーでソフトボールを打ったり、ショートコースでのラウンドでは、ホールどおりでなく、距離感がつかみにくい1番ホールから9番のグリーンを狙わせたりしていました。
さらにトミー合宿の素晴らしさは日本ツアー48勝を誇り、世界のメジャーでも優勝争いを繰り広げてきた中嶋常幸プロの話を聞けること。プレッシャーをいかに克服するかの話では、自身が日本オープンで優勝した時やマスターズに出場した際の体験談を交えながら解説。中嶋プロならではの話に子供たちも聴き入っていました。
一風変わった練習や中嶋プロならではの深みのある話にジュニア選手たちはどこまでついていけたのでしょうか?感想を聞いてみるとさすがは選抜テストを切り抜けてきた猛者たちです。ほとんどの参加者は刺激を受け、また自分なりのヒントを掴んでいるようでした。
合宿1日目
第1日夜:太極拳で体の使い方を学ぶ
合宿2日目
第2日午前:テニスコートでのアプローチ練習
第2日午後:9ホールのラウンドを実施後、アゴの高いバンカーからロングアイアンを打たせた
第2日夕方:特注の短いドライバーでソフトボールを打つ。暗くなるまで練習が続いた
第2日夜:食事の準備中でも中嶋プロに質問をする生徒たち
第2日夜:食事後は講義の時間
第2日夜:この日最後は室内でのトレーニング
合宿3日目
第3日早朝:朝は毎日6時から目土とグリーン上のボールマーク直しを実施
第3日午前:ショートコースで練習
第3日午後:パターレッスン
第3日午後:ショートコースをラウンド。あえて、1番ティから9番グリーンを狙う
第3日午後:トレーニング
参加者の感想
平木 亜莉奈(高校2年生)
第3期から参加していますが、トミーアカデミーでは一人では気づくことができないヒントをもらうことができるのが何よりの魅力です。言われたことをやるのではなく、自分で考えてやるので成長ができるのだと思います。
鈴木 雄大(中学3年生)
習得できる情報量が多く、帰ってからの練習でも非常に役に立ちそうです。太極拳をやらせていただいたことで、ストレッチ、体幹、柔軟性の大切さを実感できました。また、ドローの打ち方を習得する必要性も感じました。
岩谷 咲来(中学3年生)
今までやったことのないトレーニングや練習ができて有意義でした。テニスコートでのアプローチ練習では体の使い方を習得できました。家に帰ってからも今回教わったトレーニングと練習を続けていきたいです。
長崎 煌心(小学6年生)
ソフトボールを打つ練習は楽しくできましたし、テニスコートでのアプローチ練習ではスタンスの取り方を習得できました。また、トレーニングの仕方がこの合宿で分かったので家でも続けていきたいです。
畠田 瑠(小学6年生)
特にアプローチとパターを細かく教わることができたのが良かったです。今までやったことのない練習方法を教わることができたので、合宿が終わった後も続けていきたいと思います。