中嶋常幸プロ紹介

ツアー通算48勝&4度の賞金王!
全英オープンで優勝争いを繰り広げるなど、
世界を熱狂させた日本を代表する名プレーヤー
ツアー通算48勝。4度の賞金王に輝いた日本ゴルフ界を代表する名プレーヤーであり、メジャー4大会すべてでトップ10入りを果たした唯一の日本人選手である。
父・巌氏の英才教育を受け、幼少期からゴルフの腕を磨く。1973年、『日本アマチュア選手権』を当時最年少の18歳で制覇。75年にプロ入りすると、翌76年には早くも初勝利を挙げ、77年には『日本プロゴルフ選手権』を戦後最年少となる22歳で制した。
1982年には、それまで4年連続で賞金王に輝いていた青木功を抑え、自身初の賞金王に輝く。翌83年には年間最多勝記録となる8勝を挙げ、その中には『日米ゴルフ対抗戦』でジョニー・ミラーとの9打差を逆転しての勝利も含まれる。85年には海外選手が多数参戦する『太平洋クラブマスターズ』と『ダンロップフェニックス』を連勝し、史上初の年間獲得賞金1億円を達成した。
海外メジャーでの活躍も特筆に値する。1986年の『全英オープン』では1打差2位で最終日を迎え、グレッグ・ノーマンと最終組で回った。優勝は逃したが、日本人選手としての可能性を世界に示した。1988年の『全米プロゴルフ選手権』ではメジャー自己最高位となる3位に入るなど、メジャー4大会すべてでトップ10入りを果たした日本初の選手となった(現在でも4大メジャーの全てでトップ10に入った経験があるのは、中嶋常幸と松山英樹のみ)。
国内では『日本オープン』『日本プロ』『日本プロマッチプレー』『日本シリーズ』の主要タイトルを制覇。2005年には『日本シニアオープン』、2006年には『日本プロシニア』を制し、レギュラーツアー時代の4タイトルと合わせ、前人未到の「日本タイトル6冠」を達成した。さらに、プロ入り前に『日本アマチュア選手権』で優勝しており、これを含めると「日本タイトル7冠」という偉業を成し遂げた。
2017年にはこれまでの功績と貢献度を讃えられ、スポーツ功労者文部科学大臣顕彰を受けた。さらに2019年には日本プロゴルフ殿堂入りを果たしている。